劇場版『鬼滅の刃』無限城編の快進撃が止まりません。
先日、中国での公開週末における興行収入が、推定でおよそ5,240万ドルに達し、これにより全世界での総興行収入が7億3,000万ドル、日本円にして約1,063億円を突破したというニュースが、海外で大きな話題となりました。
中国本土では、深夜にもかかわらず映画館に長蛇の列ができ、多くのファンがこの日を待ちわびていました。
コスプレ姿で訪れる熱心なファンの姿も見られ、その熱気はまさに社会現象と言えるものでした。
この週末の成績は、中国で公開されたアニメ映画として過去最高の数字となります。
大画面で高い臨場感を味わえるIMAX上映も大変な人気で、IMAXにおける日本語映画のオープニング記録も大きく更新したのです。
この成功は中国に限ったことではありません。
日本では興行収入379億円、北米でもおよそ1億3,400万ドルと、各地で圧倒的な人気を示しています。
この世界的な大ヒットは、映画業界にも大きな影響を与えています。
これまでハリウッドでは、アニメーションは堅実ではあるものの、収益は控えめなジャンルと見なされることもありました。
しかし、この鬼滅の刃の成功は、そうした認識を覆し、アニメーション映画が世界市場における重要なコンテンツであることを証明したのです。
この歴史的なニュースは、海外のファンに大きな衝撃を与えました。
その驚異的な興行収入に目を見張る声、この成功が今後のアニメ制作のあり方に与える影響を考察する意見、さらにはハリウッドの超大作映画と比較するコメントなど、多くの議論が巻き起こっているのです。
社会現象ともいえる『鬼滅の刃』の快進撃に対し、海外の人々はどのような思いを抱いているのでしょうか。
寄せられた様々な反応をご紹介します。
【悲報】中国政府さん、日本に制裁を加えたいんだけど、映画『鬼滅の刃』が大人気すぎて深夜の大行列、前売り券の販売額が32億円超え、海外アニメ作品の前売り販売額の記録更新、上映期間の延長を望む声
— あーぁ (@sxzBST) November 19, 2025
わろた pic.twitter.com/NsTnuJMfUA
海外の反応
👨🏻🎤 アニメの公開週末で5200万ドルって、とんでもない額だぜ…。MCUが全盛期だった頃のマーベル映画のオープニングに匹敵するじゃないか。一体どうなってるんだ、この数字は?
👱🏻♂️ スーパーマンを超えちまったよ(笑)。
👨💻 『スパイダーバース』も超えたぞ。
🧑🎤 今年のハリウッド映画は全部超えただろ(笑)。だって予算はたったの5000万ドルくらいだぜ…とんでもない利益率だよ。
👨🏾💼 続編は10億ドルを突破する。俺が今、予言しておく。
👨🏫 10億ドルはもう不可能だ。良くても8億~8億5000万ドルで着地するのが関の山だろう。
👨🏻💼 どこかで見たんだが、中国での推定収益は約2億ドルらしいな。だから、おそらく8億ドルあたりで打ち止めだろう。
👱🏻♂️ たぶん7億8000万〜7億8500万ドルだろうな。2作目が公開される前の再上映で、8億ドルには届くんじゃないか。
🧑💻 いや、公開週末だけで2億ドル行くだろうなんて言ってた連中がいたけど、あれは全くもって現実離れした妄想だったよな(笑)。
👨🏭 今回は無理だろうな。だが、次回作なら可能性はずっと高い。
👨🏼💻 世界同時公開でもしない限り無理だろ。特に中国なんて、国民の半分はもう海賊版で見ちまってるぞ。日本での公開からもう4ヶ月も経ってるんだからな。
🧑💻 正直、こっちじゃ海賊版なんて大した問題じゃないんだよ。昔から何でも海賊版や模倣品にまみれてきたし、チケット代も他の娯楽に比べれば高くない。むしろ海賊版はプレビューみたいなもんだ。
👨🏫 アメリカは今でも世界最大の映画市場だ。中国は人口が多いかもしれないが、映画館に行く人の割合はアメリカより少ない。地元の映画館は今、苦境に立たされている。中国の映画市場は、現在それほどまでに暗い状況にあるんだ。
👱🏻♀️ 中国のファンがわざわざ台湾まで観に行ったってニュースもあったわよ。
👨🏻💼 鬼滅の刃の劇場での成功が、最終的にテレビシリーズのアニメに悪影響を与えるんじゃないかと心配している人は他にいないだろうか?出版社はこの莫大な利益を見て、テレビシリーズへの出資をやめるんじゃないか、とね。
👨💻 個人的にはそうは思わないな。テレビシリーズのアニメの方が、多くの人がより手軽に楽しめて、ファンの興味をより長く引きつけられるからね。
👱🏻♂️ テレビアニメでの盛り上がりがなかったら、ここまでヒットしただろうか?鬼滅の漫画はアニメ化前から人気だったけど、世界的な現象になるほどじゃなかった。
👨🏫 『呪術廻戦』や『ワンピース』のような超人気IPだけが原作準拠の映画を作ることになり、ほとんどのアニメは現在のモデルを続けるだろう。
🧑💻 どこかの製作委員会がこの成功から間違った教訓を得て、制作パイプラインをすっ飛ばそうとして大コケするのを待ってるよ。そうなったら最前線でこき下ろしてやるさ。俺の好きなIPじゃなきゃいいけどな。
👱🏻♂️ DCがアベンジャーズの成功を見て、マーベルみたいにヒーロー単体の映画を作らずに、いきなりジャスティス・リーグを作ろうとしたのと似てるよな。
🙍♂️ 多くの場合、それは良いことだ。『鬼滅の刃』や『ハイキュー!!』みたいな作品は、シリーズだとテンポが悪すぎてクソみたいだが、映画の方が断然楽しめる。
🙍🏻♂️ なぁ、全員がそうとは言わないが、俺は『ハイキュー!!』が映画形式になるのが心底嫌なんだ。お前が言うこととは真逆で、俺はあの道のりや、積み重ね、お前がつまらないと言うもの全てが好きなんだよ。
👩🏻🎤 悪影響があるかはわからないけど、テレビシリーズに取って代わらない限り、こういう映画がもっと増えるのは大歓迎よ。映画館での体験って最高だしね。
🧑🔧 テレビシリーズの方が好きだけど、映画の方が全体的にアニメーションの質が高いからな。一長一短ってやつさ。
🙍🏼♂️ 成功しているのは嬉しい反面、映画としてはあまり良くないと思う。次に何が映画化されるのか心配になるよ。ちなみに「良くない映画」って言ったのは、そもそも映画にすべきじゃなかったっていう意味でね。
👩🏻🎤 正直、すごく良かったから、私には納得できるけどね。
👨🏫 人々が本当に問うべきは、ハリウッドがこの成功から何を学び、それが正しい教訓となるのか、ということだろう。
👨🏼💼 何も学ばないさ、全くね。ソニー以外のスタジオは、アニメに大して興味がないんだよ。
👨💼 ディズニーとワーナー・ブラザースがスーパーヒーローに注力している間に、ソニーはアニメに精を出していたわけだ(クランチロールとファニメーションを買収・統合しながらね)。
👨💻 「ソニー/クランチロールの鬼滅の刃」ねぇ…。ソニーとクランチロールがクレジットされてて、集英社やユーフォーテーブルの名前がないのはちょっと面白いな。俺の知る限り、ソニーは配給権しか持ってないはずだが(笑)。
👨🏫 アニプレックスはソニーの子会社で、『鬼滅の刃』のアニメ化権を持っている。だから、ソニーの映画だと言える。クランチロールは配給権だけだけどね。
🧑 これって、もうアニメが好きだって周りに言っても大丈夫ってこと?
👨🎨 再び、前代未聞の数字。アニメ業界にとって歴史的な勝利だ。
コメントは以上になります。
海外の反応からは、まずこの記録的な数字に対する率直な驚きが伝わってきますね。
そして、この成功を手放しで喜ぶだけでなく、今後のアニメ業界の動向を真剣に考える声が数多く見られました。
テレビシリーズとして物語を深く味わいたいという想いと、映画ならではの圧倒的な映像体験を求めるファンの間で、期待と少しの不安が交差している様子がうかがえます。
アニメがハリウッドの大作と堂々と渡り合う存在になったことを示す、象徴的な出来事として受け止められているようでした。

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