ドジャースとパドレスの一戦が、思わぬ形で世界中の注目を集めることになりました。20日、ドジャースタジアムで行われたこの試合で、物議を醸した乱闘騒ぎのただ中、大谷翔平選手が見せた“平和の仲裁者”としての姿が、MLB公式をはじめ、各国メディアやファンの間で大きな話題となっています。
このカードは過去11日間で7度も顔を合わせ、激しいプレーと度重なる死球で両軍の間には深い緊張が蓄積していました。とくにサンディエゴ・パドレスのスター選手、フェルナンド・タティスJr.は繰り返し死球を受け、不穏な空気は限界に達していたのです。
そして迎えた6月20日。5-0でリードするパドレスに対し、ドジャースの若手投手がまたしてもタティスの右手に93マイルの速球を命中。怒りを爆発させたパドレスの監督がベンチを飛び出し、ドジャースのロバーツ監督との激しい口論に発展。両者が退場となる荒れた展開に。そしてその裏、大谷翔平選手が打席に立った際、100マイルの速球が彼の背中を直撃します。あまりにも露骨な“報復死球”でした。
しかし、このとき大谷選手が見せたのは怒りでも対立でもありませんでした。背中を押さえながらも、すぐに左手を掲げてチームメイトたちの飛び出しを制止し、冷静に一塁へと向かったのです。その後、なんとパドレスのベンチへ自ら歩み寄り、選手やコーチ陣と握手を交わすという、誰もが驚く行動をとったのです。
このシーンはMLB公式SNSが「大谷翔平は仲裁役を務めた」と題して世界に発信。アメリカでは「大谷はまさにスポーツマンシップの象徴」「こんな選手が他にいるか?」と称賛の声が殺到。SNS上でも、「彼を嫌いになる理由が見つからない」「あの態度こそ真の紳士」といったコメントが並びました。
とくに印象的だったのは、実況アナウンサーのひとこと。「彼のような人間がいる限り、野球はまだ美しい。」この言葉が、すべてを物語っているのかもしれません。
MLB機構はその後、スアレス投手に3試合の出場停止処分を科すなど対応を取りましたが、両チーム間の緊張はまだ完全には解消されていません。8月に予定されている再戦に向けて、今後の動向が注目されます。
大谷翔平という一人の選手が示した、まさに“平和の仲裁者”と呼ぶにふさわしいその姿に、多くの人が胸を打たれました。海外のファンたちがこの出来事にどう反応したのか、コメントをご紹介していきます。
海外の反応
🧑♂️どうやったら大谷翔平を嫌いになれるってぇの?その理由ひとつでも教えてよ。
👱🏼♂️ 3-0からのあの投球って…いったい何なのさ?😳😳
👱♂️ 日本の文化って、本当に別格だよね。
👨💼 アメリカは日本の“リスペクトと冷静さ”から学ぶべきことが山ほどあるよ。
👱♂️ 彼を嫌う人がいるなんて、マジで信じられないよ。
👨🏾💻 正直、今日の試合でいちばん印象的だったのはこの瞬間だわ。彼の対戦相手や審判に対するリスペクト、そして試合への誠実さは本当に素晴らしい。
👩🏻💼 みんな、彼がすぐ近いうちにまたマウンドに立つことを考えてないんだろうね。彼ほどの品格を持ってれば嫌がらせなんてしないけど、だからこそMLBの顔として長く君臨するんだろうな。
👱🏽♂️ 若い選手たちの最高のお手本だよ、本当に。
👨💼 真の紳士的行為だね!
👨🏾 大谷を大統領にしたらどうだい?
👩💼 大谷はわたしのいちばんのお気に入り選手なんだ。
👨🏻💼 日本文化はやっぱり一線を画してる。あの弱々しい握手を見ろよ。
👨🏻 戦争を収めるために大谷を送ればいいんじゃないか?ってくらいだよ(笑)。
👨🏾 まさに激戦だったね!🔥大谷のリーダーシップはグラウンド外でも光ってる。本当にすごい男だよ。
🧑💼 大谷が間もなくまたマウンドに立って、あいつらに投げ返す機会を何度も得ることなんて、彼らは考えてもいないんだろうね。あれだけの品格とプロ意識を見せられたら、パワープレーに走ることなんてできない。でもだからこそ、彼はこれから何年もMLBの顔でいられるんだよ。
👨💼 大谷は今日も素晴らしいスポーツマンシップを見せてくれた。
👨💼 ドジャースは嫌いだけど、大谷は特別だ。一流の男だし、おそらく我々が生きている間で最高の選手なんじゃないかな。
🙍🏻♂️ 大谷が怒るところを見たことがないよ。
👱🏻♂️ 俺だったら誰かに殴りかかってただろうけど、大谷は本当に“大人”だよ。
👱🏻♂️ 大谷はまさに“GOAT”だ。🐐
👱🏻♂️ 実況陣、マジでウザいわ。あいつら生放送で恋に落ちたかのようにべた褒めしてんだもん 🤦🏻♂️😂
👨🏻💼 パドレスは分かってないみたいだけど、投手大谷が戻ってきたんだから、次は大谷本人が倍返ししてくるかもしれないぞ。
👩🏫 報復合戦は永遠にループするだけだ!流れを変えるか、受け入れるかしなければ終わらないんだよ!大谷さんは平和への道を切り開くために自らを犠牲にした。政治の世界には大谷さんのような人はいないのが残念だね。
👨💼 もっと大谷みたいな選手が必要だ。
👨💼 大谷は素晴らしいよ。もしまた同じことが起きても、今度はベンチを止められないだろうね。こんなスポーツマンシップを台無しにしたら終わりだ。
👱🏼♀️ 彼はただ野球がやりたいだけなのよ。
👩🏾💼 大谷は本当に野球が好きで、ゲームを台無しにする無意味なパフォーマンスにうんざりしているのよ。大切な右肩に当てられても、チームを抑え、自分を律し、相手に微笑みかけたの。パドレスはあの幼稚な振る舞いを恥ずかしいと思わないのかしら?
👦 ただの30歳の日本の野球少年なんだ。ケンカなんてしに来てるんじゃない。
👨💼 もし彼を二刀流選手として失ったら、生涯あの才能は二度と見られないかもしれないね。ひい孫くらいになるまで待たないと。俺たちは本当にそれでいいのか?
👨🏫 1989年に日本で審判をしていた時、投手が打者を当てるとお互いに帽子を取って敬意と謝罪を示し、そのまま試合が続行されたんだ。あれは平和を保つ素晴らしい方法だったよ。上層部が模範を示し、選手たちがそれにならったんだ。
👱♂️ 大谷って人間の域を超えてるよね。
👱♂️ 9回裏、リーグ最高の選手に100マイルの直球をぶつけにいくのは狂気の沙汰だ。
👨🏽💼 これぞ昔の野球って感じだね。大好きだよ。
👨💻 大谷はわかってないよ。ああいう場面はマウンドに怒鳴り込むべきなんだ。
👨🏽💼 毎試合驚かされるよ。リスペクトしかない。
👱♂️ タティスと大谷の反応の違いがすべてを物語ってる……一方は被害者ぶって、もう一方は「切り替えて行こう」って。
🧑 大谷と、彼を擁護するカーショウには本当に敬意を表したい。
👨💼 ワールドシリーズチャンピオンの品格ある行動と、連中の寄せ集めとの違いだ。
👨💼 大谷がパドレスと比べて見せた品格を見ろよ。冷静にダグアウトへ歩いていく姿は彼らを徹底的に屈辱した。パドレス組織がずっと失敗し続けるのはトップの責任だ。監督に自制心がなければ、チームもそれに従うんだ。
👱♂️ 大谷翔平はインスタグラムアカウントにこんなの投稿してたぜ。😂
コメントは以上になります。
単なる賞賛にとどまらず、多くの人が大谷翔平選手の行動に対して深い敬意と信頼を抱いているようでしたね。
彼の冷静さや品格は、文化や国境を越えて強く共感されており、MLBファンのみならず、一般の視聴者にも“見本となる存在”として受け止められていました。
勝敗を超えた態度が人々の心に残り、スポーツマンとしての理想像を再確認するきっかけとなったことが、海外の反応からもはっきりと伝わってきました。
コメント