【海外の反応】桁が違いすぎる…！米教授が主張した「広島・長崎の犠牲者2億5千万人説」に海外が唖然。「天文学的な誤差だ」「歴史を学んでくれ…」

今回の話題は、SNS上で波紋を広げた「広島と長崎で2億5千万人が死亡した」という信じがたい発言についてです。なんとも衝撃的な数字に見えますが、これはアメリカの公共知識人、コーネル・ウェスト氏がCNNの番組内で述べたとされるもの。その発言が拡散され、瞬く間にネットで注目を集めました。しかし…この数字、現実とはまるでかけ離れています。

実際の広島と長崎における原爆被害者の数は、戦後の調査で推定されており、広島ではおよそ14万人、長崎ではおよそ7万人。合計しても約21万人程度と見られています。これでも十分に胸を締めつけられるような大きな犠牲ですが、それが「2億5千万」となれば、日本の当時の総人口をはるかに超えてしまいます。実際、1945年当時の日本の人口はおよそ7200万人。この誤差はまさに、歴史的事実の正確な理解を脅かしかねない規模なのです。

海外でもこの発言は話題となり、「そんなに死んでたら今の日本は存在していない」「教授を名乗っていてこの程度なのか」といった皮肉交じりのコメントが飛び交い、SNS上には失笑と困惑、そして怒りが入り混じったリアクションが並んでいました。

もちろん、コーネル・ウェスト氏は学術的な知見でも知られる人物で、ハーバード大学やプリンストン大学での華々しい経歴もあります。しかし、その影響力の大きさゆえに、発言の重みもまた重大です。だからこそ、こうした歴史的な事実については、特に慎重さが求められるのです。たとえ口を滑らせた一言であっても、その情報がどのように拡散し、どれほどの誤解を生むのか…まさに今回の件は、その恐ろしさを象徴しています。

広島と長崎では、現在もなお平和の尊さを伝えるための取り組みが続けられています。平和記念式典や資料館、原爆ドームの存在は、過去の出来事を未来へと語り継ぐ重要な役割を果たしています。そして、被爆者の方々も高齢化が進み、証言を直接聞ける機会が減ってきている今こそ、こうした誤情報には敏感にならなければなりません。

今回のような誇張された発言が、一笑に付されるだけならまだしも、それが真実として受け止められてしまうような社会であってはならないのです。歴史は、記憶であると同時に、未来への責任でもあります。だからこそ、今ここで正しい情報を知り、伝えることが、私たちの果たすべき小さな一歩なのではないでしょうか。

それでは、今回の発言に対して世界はどう感じているのか。寄せられた海外の反応をご紹介いたします。

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