ドジャースの青いユニフォームが映えるコロラドの夜空の下、ついにその瞬間は訪れました。24日、メジャーリーグの舞台で、大谷翔平選手が日米通算300号ホームランという偉業を成し遂げたのです。打球が舞い上がったのは標高1600メートルの「マイルハイ」、クアーズフィールド。6回表の第4打席、149キロの速球を完璧に捉えたその一振りは、114メートル先のスタンドへと飛び込みました。2試合連続、今季27号となるそのホームランは、彼の力と技の結晶でした。
この記念すべきボールをキャッチしたのは、地元コロラドの21歳、女子大生のエミリー・サバジュさん。左投げ・左打ちのスラッガーとしてソフトボールチームで活躍し、大谷選手のスイングをお手本にしているという彼女は、見事にこのボールをダイレクトキャッチ。その瞬間、両手を天に突き上げ、喜びを爆発させました。「800試合以上観戦してきたけど、初めてのキャッチ。人生で最も素晴らしい瞬間」と語る彼女の笑顔が、この歴史的ホームランにさらにドラマを添えました。
そして、もう一つのドラマがありました。日付を少しさかのぼり、22日のドジャース対ナショナルズ戦。この試合で大谷選手が放った26号ホームランをめぐって、ある日本人親子の物語が生まれます。観客席の最前列に座っていたのは、ロサンゼルス近郊に住む会社員の尾中亮介さんと7歳の息子・仁くんです 。亮介さんは大谷選手の打球に向かってグラブを構え、ボールを掴もうとしまが、試合前に妻から言われた「手は出さないように」という言葉が頭をよぎり、ぎこちない動作になってしまったのです。
ボールはグラブに当たるも、そのままグラウンドへ。テレビには、号泣する仁くんの姿が映し出され、SNSは瞬く間にこの親子の話題であふれました。多くの視聴者は、ボールを取れなかった悔しさで泣いているのだと思い、「ドジャースはこの子にサインボールを渡してほしい」「父親も泣きたかったに違いない」といった声が次々と寄せられます。しかし実際には、亮介さんがキャッチを試みた際に隣の仁くんにぶつかってしまい、その痛みで泣いていたというのが本当の理由だったのです。この思いがけない真相が後に取材で明かされると、出来事への受け止め方にも広がりが生まれ、26号ホームランは単なる記録ではなく、心に残る物語として多くの人の記憶に刻まれることとなりました。
審判団のビデオ判定により、当初はタイムリーツーベースとされたこの一打も、正式にホームランに修正。驚いた表情でダイヤモンドを一周する大谷選手を見つめながら、父と子は忘れられない思い出を胸に刻みました。
いまやメジャーでの本塁打ランキングでもトップを走る大谷選手。復帰を果たした投手としての姿も健在で、160キロ超の速球を投げ込み、バットでは安打と打点を記録。オールスターゲームへの出場も濃厚となる中、彼の一挙手一投足が、世界中のファンの心を揺さぶり続けています。
記録の影には、ファンとのつながり、人とのドラマがある。300号ホームランをキャッチした女子大生の感激、そして息子の涙と父の想いが交差したスタンド最前列の出来事。そのどれもが、大谷翔平という存在の特別さを物語っているのです。
今回ご紹介するのは、その親子の心温まるストーリーに対するコメントです。海外のファンはどう感じたのか。寄せられた海外の反応をご紹介いたします。
海外の反応
👱♂️ 気の毒すぎる、父親も泣きたかっただろうね。せめて子どもには何かプレゼントしてあげてほしい。
👱♂️ ドジャースさん、この子に大谷選手のサインボールをプレゼントしてくれないかな?
👱♂️ でも父親はグローブをスタンドに突っ込んでプレーに干渉したかもしれない。そんな人たちに記念ボールをあげるのはおかしくない?
👱♂️ 野球で泣いちゃダメなんだよ😂😭
👱♂️ そのあとこの子に何を渡したのか、続報が気になるな。
👱♂️ 野球は父親のスポーツじゃないんだろう。
👱♀️ その子にはあのボール以上に素晴らしいプレゼントが待っていそうね。
👩♀️ つらい瞬間だけど、きっと忘れられない思い出になるわ。
👱♂️ 「早く泣け、そうすりゃボールがもらえるぞ」
🧑 父ちゃんを恥ずかしませたら、自分が恥をかくんだぞ。
👱♂️ 大谷は『これって僕のせい…?!』みたいな顔してた😒
👱♂️ 耳が痛いかもしれないけど、父親も子どももスタジアムから追放されるべきだ。観客にプレーに集中し、ボールを落とすなと教えるいい機会になる。グローブを持ってくるなら家で練習してこい。試合を観に来るなら、自分でキャッチしろ!人生の教訓だ!
👱♂️ ホームランボールなのに、どうして二塁にいるんだ?
👩💼 最初は二塁打の判定だったけど、リプレイレビューの結果ホームランに変更された。
👱♂️ 30年後、この大人になった子どもはセラピストにこの出来事を語っているだろうね。
👱♂️ 世の中は厳しいんだ、ガキ。さっさと切り替えろ。
👱♂️ 父親のファン妨害だ。どうしてそんな悪い行為を報いるんだ?
👱♂️ 絶対サインボールをあげるだろうな😭
👱♂️ 落ちたボールを渡したんだね⚾️。父親は野球のルールをちゃんとわかってたんだ。尊敬するよ、まるで大谷選手みたいに😍
👱♂️ そんなことでくよくよするな。人生は落としたボールよりずっと厳しいんだ。
👱♀️ ドジャースの投稿には、大谷のホームランでこの子にボールを渡してほしいってコメントが溢れてる🥹
👱♂️ 父親が一番つらいだろうな。心の内では子ども以上に泣いてるはずだ。
👱♂️ 大谷選手も父親になったばかりだから、父親の気持ちがわかって優しい気持ちで子どもにボールをくれるに違いない。
👱♀️ 大谷さん、この子を喜ばせてあげてください!!!
👱♂️ ドジャースはこの子に大谷ボールを渡すことにしたけど、なんと2035年までお預けらしい。
👱♂️ 大谷選手はボールにサインしてこの子に渡し、父親を救ってあげるべきだ。
👱♀️ 大谷選手なら絶対サインボールはくれるはず。できればホームランボールだといいね。
👱♂️ あのボールが大学資金になるってこと、子どもはわかってるんだろう😭
👱♂️ かわいそうに。あの子は一生トラウマだろうね。父親は大谷の完璧なホームランボールをグローブで落とした男として有名になるよ。
👱♂️ 大谷選手、気の毒な父親を助けてあげて!子どもが泣いてるのを見て、父親はひどく落ち込んでいるはずだ😭
👱♂️ 大谷選手は絶対にサイン入りのバットとボールをくれるよ。保証する。
👱♂️ 大谷選手の笑っているシーンへの急展開がニクい演出だよね。
👱♂️ 帰宅したら奥さんに離婚を迫られたらしいよ。
👱♂️ いい席を取れて、一生語れる思い出ができたじゃないか。
👱♀️ 人生はいつも思い通りにはいかないものよ…。
👱♂️ なんてひどい父親だ!簡単なホームランボールすら取れないなんて。そんな親は観客席で観るだけにすべきだ。肝心な場面で恥をさらすなんて、覚悟も度胸もないんだろう。
👱♂️ ぶっちゃけ、お父さんはそのボールを売っちゃっただろ、正直になろうぜ😂😂
👱♂️ 大谷選手がファンとダグアウトを指さしながら拍手してたのを見て、ファンと一体になった瞬間だと思ったな。
👱♂️ 大学行く前に、後々の人生でかなりセラピーが必要になりそうだよ。
👱♂️ あの瞬間、子どもが「パパってドジなんだ…」って気づく大事な瞬間だよね…
👱♂️ 同じ立場なら僕も泣くよ。
👱♂️ 真面目な話、その子がかぶってる帽子って何の帽子?海賊の帽子みたいだけど。
👱♂️ 大谷選手がプレーする最高のゲームを見られるだけで感謝しなきゃ 🙏
👱🏻♂️ 帽子のことで泣くかもしれないわ。
👱♂️ ドジャースタジアムのキャッチ率が10%以下って、恥ずかしい話だよな。
👱♂️ この子、ベニーにそっくりだな。
コメントは以上になります。
驚きと共感、そして親子への温かい気持ちが入り混じった反応でしたね。
多くの人々がこの親子のエピソードを自分ごとのように感じ、悔しさや切なさに胸を打たれた様子が伝わってきました。
一方で、プレーへの姿勢やスタジアムでのルールをめぐる意見もあり、ファンの立場や価値観の違いが垣間見えました。
感情を共有しながらも、それぞれの視点で語られる声の数々は、野球が人々の心に深く根付いているスポーツであることを改めて感じさせます。
そしてなにより、大谷翔平選手の存在が、このような感動の瞬間を生み出していることに、世界中のファンが感謝しているようでした。
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