現在、SNSを中心に「日本が宇宙空間での発電と、地球への無線送電に成功した」という話題が世界中を駆け巡っています。
物理的なケーブルを使わずに、宇宙からエネルギーを地上へ送る。
まるでSF映画のような技術が現実になったと、海外から大きな注目が集まっているのです。
しかし、この熱狂的な話題には、少しばかり情報の錯綜と誤解が含まれているようです。
結論から申し上げますと、2025年12月現在、軌道上からの実証実験はまだ行われてはいません。
では、なぜこのような情報が拡散されたのでしょうか。
そこには、日本が積み重ねてきた確かな技術的成功があったからです。
実は日本は、飛行中の航空機から地上へマイクロ波で送電する実験に、世界で初めて成功していました。
さらに、2025年12月には地上での評価モデル試験も完了しています。
これらの「航空機」や「地上」での実験成功という輝かしい成果が、海外への伝言ゲームの中で「宇宙からの送電成功」という形に変換され、期待と共に広まってしまったようなのです。
現在、京都大学やJAXAなどが進めているのが「OHISAMA(おひさま)プロジェクト」です。
高度約400kmの低軌道を周回する小型衛星から、電気をマイクロ波に変換し、地上のアンテナへ送るという壮大な計画です。
これは、天候や昼夜を問わず発電できる夢のエネルギー技術への重要な一歩となります。
一部では「宇宙からではビームが拡散してしまい、エネルギーの大半が失われるのではないか」という指摘もあります。
確かに物理的な課題は存在しますが、今回のプロジェクトの真の狙いは、電力の大きさそのものではありません。
400km先にある地上の標的へ、正確にビームを当て続ける「制御技術」を実証することにあります。
日本は今、大電力を送る前の段階として、針の穴を通すような精密なコントロール技術を確立しようとしているのです。
2050年頃の実用化を目指すこの長期的な挑戦において、日本が世界をリードしている事実に変わりはありません。
誤解から始まった話題ではありますが、それだけ世界が日本の技術力に高い期待を寄せている証拠とも言えるでしょう。
そして、2025年度内には本当の意味での「宇宙からの初送電」という歴史的ニュースが届く可能性があります。
このような日本の野心的なプロジェクトに対して、世界の技術通やネットユーザーたちがどのような反応を示しているのか。
期待と興奮、そして議論が入り混じるその反応の数々をご紹介します。
海外の反応
👱♂️ ビームの中を飛行機や鳥が通り抜けたらどうなるのか、気になって仕方ないな。
👩🔬 日本の宇宙太陽光発電はマイクロ波を地球に送る仕組みなの。鳥や飛行機には安全よ。鳥は少し温かさを感じる程度で、航空機には実質何の影響もないわ。ビームは拡散され制御されているし、安全システムが危害を防いでくれるの。🌞🛩️🦅
👨🏫 これは現実の話だ…だが誤解されている。日本が証明したのは物理的な原理であって、将来の送電網そのものじゃない。彼らは実験規模で、マイクロ波を使って太陽エネルギーを送り、電気に戻すことに成功したんだ。「ライト兄弟の初飛行」みたいな瞬間だと思えばいい。
👨💻 重要なのは、伝送中のエネルギーロスがどれくらいあるかだ。
🧑🏾 日本で一体何が起きてるんだ、すげえな。
🧑 これで俺たちはタイプ2文明になったってことか?
👨💼 唯一の大きな懸念は、マイクロ波があらゆる液体を文字通り「調理」してしまうことだ。微量の実験ならいいが、大規模になったらどうなる? 大気中の水分、雲や気象システム、野生動物への影響はどうなんだ?
👱♂️ タイプ1文明への第一歩だな…。ダイソン球、待ってろよ!🤪
🧔♂️ イオンキャノンだ。
👩 分かるけど、規模が大きくなったら恐ろしいことになりそうね。
👩💻 これは歴史上最も静かなエネルギー革命になるかもしれないな。
👨💻 信じがたい話だが、もし本当なら今世紀最大のニュースだ。間違いなく宇宙開発競争を加速させるだろう。どこの企業がこの技術を成し遂げると思う?
🧑🏻 お約束のシムシティ災害ミームが出るだろうが、安全性は考慮されているよ。
👱♂️ 最初は地球温暖化の解決策になると思ったんだが、マイクロ波で熱が発生するとなると、逆に悪化させるんじゃないか? 誰か説明してくれ。
👨🏾💻 驚愕のブレイクスルーだ! 日本が空からの1kWワイヤレス送電を効率50%で成功させた。宇宙太陽光発電が現実味を帯びてきたぞ。無限のクリーンエネルギーがやってくる!🚀☀️
👱♂️ つまり、ビームを通り抜けた鳥はみんな丸焼きってわけか😋
👨🎤 すでに日本は俺のお気に入りの現代文化だったのに、さらにこれかよ。
🧑 気をつけろ! ヴェクナが出てくるワームホールを開くことになるぞ! 落第してまだ高校に通ってる男が、世界の破壊を止めるためにクローゼットから出てこなきゃならなくなるぞ!
🙍♂️ 俺の冷凍ブリトーをいい感じに温めることはできるのか?
🧑🏻 待て待て、日本は宇宙空間を究極のワイヤレス充電器に変えようとしてるのか?😲 SSPSシステムで軌道上で24時間太陽エネルギーを集め、無害なマイクロ波(電子レンジより安全だ)で地上に送り、電力に変換する。ゼロエミッションで供給は無限…化石燃料を過去のものにし、停電を歴史の教科書に追いやるエネルギー革命だ。
👨🏿💻 これが話題になるのは素晴らしいことだ。宇宙太陽光発電は何十年もの夢だったし、日本は着実に努力してきたからな。OHISAMAプロジェクトは本物だしエキサイティングだ。低軌道で微量のマイクロ波(約1kW)を地上へ送る実験用衛星だ。
👨🏿💻 地上試験は成功し、ビーム制御の課題に向けて高高度での航空機実験に進んでいた。とはいえ、2025年後半の時点で、JAXAや日本の宇宙システムからの公式発表では、軌道実験や宇宙から地上への送電成功はまだ確認されていない。
👨🏿💻 「世界初の成功」という拡散された主張は勇み足だろう。おそらく古い計画や他のワイヤレス送電デモと混同して盛り上がってしまったんだな。とはいえ実現は目前だ。成功すれば、天候に左右されない再生可能エネルギーへの巨大な第一歩になる。本当のマイルストーン達成を祈ってるよ。
👩🏫 明らかに規模は小さい。だが、影響は大きいだろう。もし軌道上にこれが大量に浮かんだらどうなる? 地球の冷却に問題が生じるんじゃないか?
👨🏾💻 まだ宇宙からは行われていない、飛行機からだ✈️。俺は実験レベルではなく、国や企業がこれを大規模に行うのを待っている。例えば、核融合炉もまだ実験段階だ。大衆のために商業化できる規模ではまだ建設できていない。
👨🏾💼 日本は太陽光発電をそのルーツである「宇宙」へと正式に戻そうとしている。雲も夜もない、純粋なマイクロ波伝送でグリッドへ直結だ。2025年は「SF」のエネルギーが実証済みの概念になる年だな。
👩🏻🔧 エンジニアリングのボトルネックはソーラーパネルじゃない、「回折限界」よ。静止軌道(36,000km)から大きく拡散させずに送電するには、キロメートル規模の開口部が必要になる。単なる発電所じゃない、軌道上の巨大構造物を作るようなものね。
👱♂️ 俺が読んだ限りじゃ、日本が国全体をウェルダンに焼き上げるための巨大な電子レンジを作ったって話にしか思えないな。
🧔♂️ 世界の熱バランスに影響しないのか? すべての惑星が太陽の光を受け取るのは自然であり神からの贈り物だ。それを他から奪うとなれば、気象条件に影響が出るんじゃないか?
🧑 おそらく初期の小規模なシステムで、テスト用だろうな…。つまり、イーロン・マスクと競争してるってことか…。
👱♂️ これ、何十年も前のシムシティで出来たはずだけどな。
🤓 ダイソン球への一歩だな…。
🧑🏾 日本、やるじゃん。宇宙から地球へ太陽光エネルギーを送る実験に初めて成功したんだ。まるでSFが現実になったみたいだ。衛星が上で光を集めて、マイクロ波でビームし、地上で電気にする。プラス面は無限のクリーンエネルギーだ。
🧑🏾 でもマイナス面もある。打ち上げコストが莫大だし、送電ロスもある。安全性も心配だ。鳥や飛行機に当たったらどうなる? テストでは安全と言われてるけど、大規模化は難しいかもしれない。宇宙ゴミの問題もある。
🙍🏼♂️ 🤣🤣 おいおい、俺はイギリスに住んでるが、ソーラーパネルじゃ12Vのバッテリーひとつ満足に充電できないんだぞ。冬場にグリッドから電気を買わずに家を維持できる奴がいるとは思えん。10月以来、太陽から1アンペアも充電できてないんだからな。
🕵️♂️ これを発見した奴、数週間以内にCIAに「自殺させられる」ことになりそうだな。
👴🏼 このリプライ欄の「もし」や「でも」の多さを見れば、人類がなぜ今の体たらくなのかよく分かるわ。これは「第一歩」なんだよ、電気屋気取りの連中め。実験なんだ。宇宙で太陽エネルギーを利用可能な電力に変えるんだよ、環境負荷のない場所でな!
👴🏼 それなのにお前ら環境かぶれの能なし共は、ネットゼロの勲章を見せびらかすために地上のソーラーや風力の方を好むときた。まったく! 私が銀河連邦なら、ホモ・サピエンスみたいな種族のプラグは今すぐ引き抜いてやるところだ。落第だ!
👨🔧 ヤバいのは、これがもうSFじゃないってことだ。宇宙ベースの太陽光発電は、地上の土地不足や天候問題を解決できるかもしれない。まだ初期段階だが、ここから未来が始まったと言われる瞬間になるかもしれないな。
👨🏾💼 軌道からのマイクロ波リンクによるワイヤレス送電は、システムとしての大きな勝利だ。収集、伝送、そして地上変換までのエンドツーエンドの実証こそが、真のマイルストーンなんだ。初期テストだが、技術的には非常に意味がある。
👨🔬 すごいけど、ソーラーパネルで直接プラズマを集めて、500mjくらいの高プラズラボトルに繋いでプラズマ導管から発射し、マイクロ波でビームする方が簡単だし、一発あたりの出力も高いぞ。ANI-16を30メートルにスケールアップするんだ! みんなが思うほど複雑じゃない!
👨🏻💻 感銘を受けるが…実際にどれだけのエネルギーが転送され、どれだけロスしたんだ? 小規模ならいいが、メガワット級の電力を送るとなったらどうなる?
🧑 毎日、日本の未来的で役に立つ発明を目にするよ…他の国々が遅れをとっているのはなぜなんだ? 日本の発明と技術活用には畏敬の念を抱くばかりだ。
👱♂️ 単純化しすぎだ。技術的には可能でも、低軌道の「ソーラー」衛星(影に入ってしまう)は収率が非常に低いし、複数の受信局が必要になるだろうな🤷 ☀️->🛰️->📡->🌍->⚡
👩 大気を巨大な電子レンジに変えるってわけか。何が起こるか分かったもんじゃないな…。
👨🎤 俺はもうマギーのソーラーファームじゃ働かないぜ。
👨🏻🦳 80年代に理科の先生がこの話をしていたのを覚えてるよ。実際に起きているのを見るなんて感動だ。
コメントは以上になります。
安全性に対する率直な不安の声がある一方で、SFのような世界が現実になることへの期待感が、非常に強く伝わってきましたね。
特に、マイクロ波を使用することによる環境や生物への影響を懸念する声と、化石燃料に代わるクリーンエネルギーへの渇望が、激しく議論を戦わせていたのが印象的でした。
また、今回は情報の一部に誤解があったものの、それでも日本がこの分野で着実に成果を上げていること自体は、多くの人々から高く評価されていました。
技術的な課題やコストの問題を指摘する冷静な意見もありましたが、それ以上に、困難な壁に挑戦し続ける日本の姿勢に対して、世界中から熱いエールが送られていることが明確になりました。
まだ実験の段階ではありますが、こうした一つ一つの積み重ねが、やがて世界のエネルギー事情を根本から変える大きな力になるのかもしれませんね。

コメント
車から電波飛ばして、その車の50センチくらい上を飛んでる模型飛行機に電力供給して、並走している番組を大昔見た。