2025年5月15日午前10時45分、鹿児島県の桜島で大規模な噴火が発生しました。この噴火はおよそ17時間にもわたって連続して続き、16日午前4時にようやく一旦収まったものの、その後も断続的に噴火が継続している状況です。今回の噴火では、噴煙が火口からおよそ3000メートルの高さまで上がり、鹿児島市内では窓ガラスが揺れるほどの空振が観測されました。SNSには「ドンという爆発音が聞こえた」「空振で部屋が揺れた」といった投稿が次々と寄せられ、市民の驚きが伝わってきます。
さらに、火口からは大きな噴石が600〜900メートルも離れた7合目付近まで飛散しており、火山の激しいエネルギーを物語っています。南岳山頂火口および昭和火口周辺、概ね半径2キロの範囲では、引き続き噴石や火砕流への厳重な警戒が必要とされています。鹿児島空港でも火山灰の影響が出ており、15日夕方から16日正午にかけて最大10便が欠航。現在は通常運行に戻っていますが、今後の降灰状況によっては再び影響が出る可能性もあるとのことです。
また、街中では人々がマスクを着用し、日傘を差しながら歩く様子が見られ、火山灰対策が日常の一部となっている様子がうかがえます。店舗やホテルの従業員たちも、灰まみれになった入り口を丁寧に掃除し、外に陳列していた商品を屋内に避難させるなど、迅速に対応しています。スーパーハルタいづろ店では、「今日は人通りが少なく感じる」との声もあり、地元経済への影響も心配されます。
旅行中に桜島の噴火に遭遇したロシアからの観光客は、「火山灰が目や口に入ったけれど、貴重な経験になった」と話しており、自然の驚異に触れた特別な体験だったようです。一方で、気象庁によると、桜島の山体は12日夜から膨張を続けており、15日午前には一時的に収縮の兆しも見られたものの、現在も依然として膨張した状態が継続中です。こうした膨張が一気に解消されるような大規模な噴火が起こった場合には、島内を中心に多量の降灰や火砕流が発生する可能性もあるとされており、予断を許さない状況です。
現在の噴火警戒レベルは「3」、つまり入山規制が敷かれています。火口周辺では立ち入りが厳しく制限されており、風下側では火山灰の降灰や小さな噴石の飛来にも注意が必要です。今回の桜島の噴火については、海外からも多くの反応がSNSに寄せられていました。その一部をご紹介します。
海外の反応
🧑♂️ 地震に津波に噴火に原爆…日本は数えきれぬ天災に襲われているのだな。
👩💼 日本の皆に、心から祈りを捧げるわ😢
👨💼 我らが大地、地球よ……灰の幕が全てを覆い尽くすという警告を、すでに発している。
🧑♂️ あの大地だって、ガスを放つ権利くらいあるさ😁
🧑♂️ 信者どもはまた、「イエスの再臨だ」と騒ぎ立てるのだろう、くくく。
👩🏫 気候変動の波が来るぞ……中世ヨーロッパはアイスランドの噴火で暗黒時代を迎え、農が壊滅し飢饉に見舞われたのだ。
👩💼 地球はまだ成長期の幼子……その揺り籠は、いまだ揺れ動いている。
👩💼 主よ、どうかこの民をお守りくださいますように。
🧑♀️ 自然の力は、たとえ非難されようとも、畏敬に値するほど雄大なのだ。
👱♀️ ああ、怖いわ……。
👱♂️ 石油だ、石油をくれ……。
🧑♂️ 大地は怒りに満ちている😡
🧑♂️ 誰が鹿児島を呼び寄せたのだ？
👩💼 日本人は火山島を愛し、津波とも共に生きる。教育と文化に輝く列島よ。
👱♂️ ありがたや、地球が熱を冷まさんとするその息吹よ。
👱♀️ 明日は雨と聞いて胸を撫で下ろすわ💯
👨💼 活火山は、人類の道徳が揺らぐ時の兆し――か。
👨🏫 地球が巡る周期は、人の歳月を超えた悠久の営み……自然の法則は、変わることなく繰り返される。
👱🏽♀️ 自然の力の凄まじさと威厳を知りつつ、それでもなお、この美しさを愛さずにはいられないわ。
👱🏽♀️ 見事な光景…！あまりの美しさに心を奪われるわ！😍
👱🏽♀️ なんて驚愕の瞬間…！
👱🏽♂️ 日本では今日もまた、いつも通りの日常ね。
👱🏽♂️ 昨日に続いて今日も太陽嵐ね…！何か関係があるのかしら？
👱🏽♀️ あまりに美しすぎて、これが殺す力を持つなんて信じられない…🥰
👩🏫 これほど多くの火山が長い沈黙を破って活動を再開しているのは、いったい何が原因なのかしら？誰か説明できる人はいない？
👨💼 これで世界中が冷え込むことになるな。
👨🎤 大地のオナラだ…
👨💼 周辺に住む人々は、相変わらず日常を送っているようね。
👱🏽♂️ 日本は自然の力に翻弄され続ける国だな…
👨💼 2015年に登った時は…静けさそのものだったんだ😅😎
👱🏽♀️ これぞ遠くから眺めるには美しい大惨事だわ…！😅
👱🏽♂️ 極限レベルの太陽嵐が、休眠中の火山を覚醒させているんじゃないかと思う。皆はどう考えてる？
👩💼 美しい光景だけど、同時に非常に危険ね。
👱🏽♂️ この噴火は、人類が一年間に排出するCO2と同じ量を放出するんだ…ぞっとするね。
👩💼 私だけの印象かもしれないけど、いつもこうだったはずなのに、最近になって報道が増えて…すべての火山がほぼ同時に活動を再開して、地震も続いているなんて…こんなことはよくあるのかしら？
👱🏽♀️ 前回、私は近くにいたの。そしたら一週間後に福島で地震と津波が起こったわ。
👱🏽♂️ 大丈夫よ、地球はこれまでに5回の大量絶滅を経験してきたんだから…何でもないわ…（笑）
👱🏽♀️ この胸の高鳴りを…！
👨💼 イエスが戻ってくる？終末の始まりってわけね…！*皮肉よ*
👱🏽♂️ 火山を地球温暖化で訴えるつもりなのかしら？
👩💼 日曜まで雨の予報でよかったわ…☔️これなら煙が遠くまで拡散しないものね😥。
👱🏽♂️ ここ日本で間近に観察している…ヤバい、危険すぎる。
コメントは以上になります。
自然現象に対する畏怖や感嘆、そして日本という国の災害との共存に対する尊敬のまなざしが強く感じられましたね。
火山活動を地球規模の視点で捉える声も多く、環境問題や歴史的背景と結びつけて考察するコメントが目立ちました。
一方で、現地の人々の安全を願う祈りや、日常と隣り合わせの危機に対する静かな共感も多く、噴火の衝撃が国境を越えて広がっていることがよくわかりました。
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