今、海外のSNSを中心に、ある一人の英雄の物語が再び大きな話題となり、深い哀悼と称賛の声が広がっています。
その人物とは、ジョン・キンセル・シニア氏。
昨年10月、107歳でこの世を去った、アメリカ海兵隊の伝説的な兵士です。
彼が再び注目されている理由。それは彼が、かつて私たち日本にとって、決して破ることのできない「鉄壁の守り」として立ちはだかった、ナバホ・コード・トーカーの一員だったからです。
第二次世界大戦中、日本軍の諜報能力は非常に高く、アメリカ軍の通信傍受と解読は、彼らにとって大きな脅威となっていました。
しかし、その日本軍がどうしても解読できなかった暗号が存在しました。
それが、キンセル氏たちが操る「ナバホ語」だったのです。
文字を持たず、複雑な構文を持つ彼らの母語は、私たち日本人にとって、まさに「謎の言葉」でした。
彼らは戦場において、航空機を「鳥」、戦車を「蟻」といった言葉に置き換え、400語以上の暗号を駆使しました。
激戦の地として知られる硫黄島。
あの一歩も引けない極限の戦いの中で、日本軍の裏をかき、正確無比な情報を伝達し続けていたのが、彼らコード・トーカーたちだったのです。
当時のアメリカ軍信号長が「彼らがいなければ、硫黄島を攻略することはできなかった」と語るほど、その存在は日本軍にとって大きな壁となりました。
その驚異的な功績は、戦後長らく軍事機密とされ、歴史の陰に隠されていました。
しかし時を経て、かつての敵味方という垣根を越え、その忠誠心と能力は、戦士としての純粋な敬意を集める存在となっています。
キンセル氏は昨年、冬の訪れを告げる最初の雪を待ちながら、安らかに息を引き取ったといいます。
彼の逝去により、あの激動の時代を知るナバホ・コード・トーカーは、残すところわずか2名となりました。
歴史の生き証人がまた一人、静かにその生涯を終えたのです。
かつて私たちと砲火を交えた、誇り高きナバホの戦士に対し、世界の人々は今、どのような想いを寄せているのでしょうか。その反応の数々をご紹介します。
海外の反応
👨💼 政府がかつて弾圧しようとした言語が、敵にとって唯一解読不可能な暗号となったのだ。
彼にエニグマ暗号機は必要なかった。彼は喉そのものを武器として携えていたのだ。文化こそが戦略的資産だということさ。
👱🏻♂️ 学校で教わった記憶がねぇな… 30代になるまで聞いたこともなかった。こいつはすげぇ、ナバホ族が国のためにこんなことをやってのけたなんて、マジですげぇことだ。もっと声高に称賛されるべきだぜ。
👩🏻🦱 数年前に彼らのことを本で読んだけど、小学校でも高校でも大学でも一度も習わなかったわ。私たちの教育システムは本当に不十分ね。私たちはこの勇敢な男たちに多大な恩義があるのよ。
👨🏻🎓 第二次世界大戦におけるネイティブ・アメリカンについてのあまり知られていない事実。420人のナバホ・コード・トーカーは太平洋戦域で海兵隊のみを支援した。だが、コマンチ族、メスクワキ族、ホピ族、クリー族など、他のネイティブ・アメリカンのコード・トーカーたちが、ヨーロッパ戦線で陸軍と共に戦ったことはあまり知られていない。
👨🏻🦱 インディアンのコード・トーカーは第一次世界大戦から始まっていて、多くの部族が貢献したんだ。かなり印象深い歴史だよ。
👱🏻♂️ 理解しようとしてるんだけど、5歳児でもわかるように説明してくれないか？ 彼は誰に向かって暗号を話してたんだ？ 日本にいる別のナバホ族のコード・トーカーに向けてか？
👨🏫 コード・トーカーとは、戦場で秘密通信を行うために部族の言語を使用したアメリカ先住民に付けられた名前だ。
👱🏻♂️ 俺が理解したいのは、反対側で誰がその言葉を理解しているのかってことなんだ。
👨🏫 そう、他のディネ（ナバホ族）だよ。
👩🏻🦰 かつて抑圧された言語が、国家の盾となった。
彼らの勇気が、最も暗い時代のアメリカを支えたのよ。
彼を――そして決して壊れることのなかったその文化を称えます。🫡❤️
👵🏻 私の母は第二次世界大戦中、ワシントンDCでこのコード・トーカーの方々と一緒に働いていました。母は2014年に96歳で他界しました。🇺🇲🫡
👨🏻✈️ 20年くらい前だったか、アルバカーキのオールドタウンで3人の英雄に会う機会があったんだ。彼らは自分たちの本を売っていて、俺も一冊買ったよ。伝説の男たちに会えて光栄だった。
👱🏻♂️ 何年か前のイベントで、幸運にもコード・トーカーに会うことができたよ。素晴らしい人たちだった。
👨🏻✈️ 22年くらい前、沖縄のキャンプ・ハンセンにいた時にコード・トーカーの講演を聞く機会があったんだ。あれは彼だったのか、それとも別の人だったのか。沖縄の部隊が島のガイドツアーをやる時期に、彼はそこで硫黄島について話していたよ。
👨🏻✈️ 俺の大叔父は海兵隊として第二次大戦を戦い抜いたんだが、部隊にナバホ・コード・トーカーがいたと言っていた。大叔父はその男のことを、決して戦いから逃げず、恐怖すら見せない、部族の誇り高き伝統を受け継ぐ勇敢で猛々しい戦士だったと語っていたよ。この最強の海兵隊員に杯を捧げよう。向こうじゃチェスティ（・プラー）やその仲間たちとビールをあおってる頃だろうよ。
🧔♂️ ウィスキー・ロッカーの新兵
あのサテンのジャケットが「新兵（ブート）の装備」じゃなくなって、またクールに見え始めるのは何歳からなんだ？ 古参の連中があれを着てるとクッソかっこよく見えるんだよな。自分のために聞いてるんだけどさ。
👨🏻✈️ 退役軍人
106歳になったら、あんたの写真を見るのが楽しみだよ！ 🫡
👱🏻♂️ あれぞ俺たちのファミリーだ。制服姿がビシッと決まってるな。アメリカの歴史の一部、歴史的なレジェンドだ、ワオ。
👱🏻♂️ 彼の顔には、背負ってきた重みと喜びが見て取れるね。信じられないほど素晴らしい人間だ。死後の世界で思いっきりくつろいでくれ！！
👨🏻✈️ ちくしょう、この人の老い方は早いな。昨日、彼が104歳だって投稿を見たばかりなのに。
👨🏻🦳 「最も偉大な世代」の一人だね。コード・トーカーは第二次世界大戦の戦争努力に大きく貢献したんだ。
👨🏻✈️ 🫡🇺🇸🪖 ナバホ・コード・トーカーとしてのジョン・キンセル・シニアに敬礼。対大日本帝国との太平洋戦争における任務成功に不可欠だった🇯🇵。安らかに眠れ、兵士よ🙏🏼
👨🏻🦳 神のご加護と感謝を。私の父も硫黄島にいました。
👨🏻🦰 私たちはこの勇敢で愛国心あふれる男たちに、大きな借りがある。
彼らは私たち全員にとって、なんと素晴らしい贈り物だったことか。
🧑🏻 第二次世界大戦の勝利において、コード・トーカーがいかに不可欠だったか、みんな理解してるといいんだが。真の伝説であり、アメリカの英雄たちだ。
👨🏻🦰 この男たちがいなければ戦争は負けていたかもしれない。偉大な男たちだ。
👨🔧 こういうことを公立学校でもっと教えるべきだし、コロンブス・デーが先住民の日になることに腹を立ててる連中も、座って話を聞くべきだね。
👱🏻♂️ これは映画化する必要がありそうだな🤔
👨🏻✈️ Semper Fi デビル。神があんたを当直表に入れたんだな、ブラザー。俺たちみたいなろくでなしのために、いい口添えをしておいてくれよな ❤️💛❤️💛❤️
👨🏻✈️ 順風満帆な航海を祈る、ブラザー。Semper Fi（常に忠誠を）。
👨🏾🦱 常に忠誠を（Semper Fi）、海兵隊員よ。
あなたと、あなたのような男たちは、我らが愛する海兵隊の伝説だ。決して忘れられることはない。
👨🏻🦱 お迎えの時が来たが、あなたの人生は無駄ではなかった。あなたがあなた自身の言葉を話したように、私もまた母国語で話そう。あなたは多くの命を救った。だからこそ、私はあなたに敬礼を送る。
🧔🏻♂️ アホー（ありがとう） 🪶🦅🦬
戦士は死なず、ただ休息するのみ。
国への真の奉仕、そして我らが愛する大地！💕 🇺🇸 🙏🏼
👨🏿🦱 真の巨人が故郷へ帰った。ジョン・キンセル・シニアはただの退役軍人ではない。勇気と知性で第二次世界大戦の流れを変えるのに貢献した、ナバホの英雄たちという伝説的な集団の一人だった。コード・トーカーたちはただ戦争を戦ったのではない。世界がかつて黙らせようとした言語で、国家を守ったのだ。
👩🏻🦳 彼が神に会った時、神はきっとこう言ったでしょうね。「よくやった、善良で忠実なしもべよ！」
👵🏻 安らかに眠って、英雄さん！ 主よ、どうかこの勇敢で聡明な男性に、あなたの食卓で敬われる席をご用意ください。🙏
👴🏻 永遠の監視に立つ者たちは、決して忘れ去られることはない。
👨🏻✈️ これで彼は天国の通りを守る任務に就くわけだ。
👨🏽🦱 鷲と共にその魂が高く舞い上がらんことを、同胞（ブラザー）よ！！ 偉大なる父のもとで安らかに眠り、最強の戦士たちと共にその席についてくれ！！
🙏🙏🙏🇺🇸🇺🇸🇺🇸😎
👨🏻🦳 この107年という歳月の間、彼の目の前でどれだけの歴史が展開されてきたか、想像してみて！
👨💼 ジョン・キンセル・シニアに別れを告げよう。この大地を静かに歩みながらも、決して消えることのない足跡を残した男に。
👨💼 サイパン、テニアン、硫黄島といった太平洋の島々の硝煙と轟音の中で、ジョンと彼の兄弟であるコード・トーカー（暗号通信兵）たちは、日本の暗号解読班が決して破れぬ言葉を交わした。
祖父母から受け継いだ解読不能な暗号で送られたすべてのメッセージは、命への祈りであり、仲間の海兵隊員を守る盾であり、そして必ずしも私たちを愛してはくれなかったこの国へのラブレターでもあった。
今日、我々は彼を「変わる女（Changing Woman）」の腕の中へ、彼を待ちわびていた聖なる民（Holy People）の抱擁へと返す。美の中を歩め、ジョン・キンセル・シニアよ。あなたが運んだコードは今、私たちの聖なる山々の上の星々に永遠に刻まれている。
Ahéhee’（ありがとう）。そして、Semper Fi（常に忠誠を）。
安らかに眠れ、戦士よ。あなたの声は決して消え去ることはない。
コメントは以上になります。
世界中から寄せられた数々の言葉からは、ジョン・キンセル・シニア氏、そしてナバホ・コード・トーカーの方々に対する、計り知れないほどの尊敬と感謝の念が、ひしひしと伝わってきますね。
かつて私たち日本にとって、彼らは立ちはだかる大きな壁であり、恐るべき敵でした。
しかし、国を愛し、独自の文化を誇りに思い、命を懸けて任務を全うしたその姿は、敵味方という立場を超えて、一人の人間として、そして一人の戦士として、心から敬意を表すべきものだと改めて感じさせられます。
戦火の中で使われた「言葉」が、今ではこうして人々の心を繋ぎ、平和の尊さを伝える架け橋となっている。
彼らが歴史に刻んだ足跡は、決して色あせることなく、私たちに勇気と誇りの大切さを静かに語りかけ続けているのかもしれませんね。
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