『グッバイ・グーテンベルク』(1980年)に見る、日本における銀行の技術としてある映像がSNSで話題になっていました。
グッバイ・グーテンベルクとは1980年に発行された、アンソニー・スミス氏の著作で、印刷メディアの時代が終わり、新たなメディアフォームが台頭してくる変革期について詳しく解説された、メディアとコミュニケーションの進化に焦点を当てたものになります。
「グーテンベルク」は、印刷機を発明したヨハネス・グーテンベルクに由来しており、その名前が示す通り、書籍や新聞などの印刷メディアがかつて果たしていた役割が変わりつつあるというテーマが中心なのです。
新しいテクノロジーとメディアの出現によって、情報の流通や消費の仕方が大きく変わる可能性について、多くの洞察と考察が展開されており、テクノロジーがもたらす社会的、文化的な影響を理解する上で参考にされることが多いのだそうです。
さて今回ご紹介するのは、その『グッバイ・グーテンベルク』から、当時の日本の銀行員が、お札を奇麗な扇形にして素早く札勘定をこなす映像からになります。
巧みな技術で札勘定をこなすその姿に海外からたくさんのメッセージが寄せられていましたので、その一部をご紹介します。
海外の反応
☺何て器用な指先なんだ!
☺指先が器用な男性は大好きだわ。
☺これは日本のバブル経済では実現不可能だった。
☺しかし、ハンドマシンでどれだけカウントできるのだろうか?
☺これだけの現金を手にして、笑わないわけがない!
☺自分のものでないことを知っているからだ。
☺典型的な銀行家…人の金で遊んでいる。
☺これは絶対に私のウォッチリストに追加する必要がある!今、忍者の銀行員がドラマチックな金銭取引をするのを想像している。
☺これはビデオ撮影のためのもので、後でゆっくり正確に数えた。
☺彼は何年もそれをやってきて、正確であることを証明してきた。技術によって人々が忘れてしまったことはたくさんある。
☺どうやら日本は、銀行業務をまったく新しいレベルのスタイルと精度で実現したようだ!
☺彼らが15年間も銀行危機に陥っていたのは確かだが、彼らのスタイルは気に入っている。
☺彼は受付で良い資質を持っている。
☺彼はお金をシャッフルしているだけだ。
☺彼のように紙幣を扇ぐことができるのは才能だ。
☺日本は何でもアートにすることが多いよね。
☺CBDCは今、笑っている。
☺私のお金で遊ぶのはやめてください。
あなたの前が長蛇の列になるのも不思議ではありません。
他にやることがあるはずだ。
☺扇を広げて5を10個ずつ数えているように見えるが?
☺私:”1…2…3…しまった…1…2…3…4…”
☺それは極めてシンプルな銀行業務だ!銀行が本来あるべき姿です。
☺オンライン・バンキングがこんなに素晴らしくなることはない。
☺まさに才能の塊だ。
☺アジア人は別の銀河系から来ている。
☺リアル・マネー・スプレッダー!
☺金を勘定しているのか、それともただ扇いでいるだけなのか。
☺テクノロジーやソーシャルメディアがなかった時代、人々はとても効率的で、勤勉で集中力があった。
最近は何でも機械が必要だ。
近い将来、トイレまで運んでくれるロボットが必要になっても驚かないでほしい。
☺なぜこれほど見ていて満足できるのだろうか?
☺今度、ストリッパーに雨を降らせたら、こうしてくれるのを見た方がいいね。
☺私は4年間テラーをしていましたが、もっと前にこれを見たかったです。米ドルでこれができるかどうかはわかりませんが、ぜひやってみたいです。
☺ブロックチェーンの方が優れているがね。
☺デジタル化が進んだらどうするつもりなんだろう?
☺機械に取って代わられた黄金時代の終焉。
☺高度に発達したデジタル社会であるにもかかわらず、日本ではどこでも現金や硬貨で支払いができることに驚かされる。
☺1980年の『グッバイ・グーテンベルク』は、日本の銀行における伝統とテクノロジーのユニークな融合を反映し、日本における銀行取引の興味深い世界を紹介している。
☺世界中のどこへ行っても、これほど素晴らしい銀行の窓口係に出会ったことはない。まるでユニコーンを見るようだ。
☺彼らはまだこうしている。これほどの金額ではないかもしれないが、空港で現金を受け取りに行くと、いつもこのように扇状に広げてくれる!
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まさに職人芸ですよね。
銀行員なら当たり前なのかもしれませんが、数を間違わずに素早くこなせるのは凄いなと思います。
今では機械が簡単に、しかも正確に数えてくれて、とても便利な世の中になりましたが、この先お金もデジタルになっていく未来がやってきそうで、お金自体を見ることがなくなってしまう世の中になるかも知れませんね。
そうなった時、嗚呼、そんな時代もあったなと懐かしむことなのでしょうね。
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