県内一のスイカの産出額を誇る岩手県滝沢市。その市長である武田哲さんは定例会見で、スイカのかぶり物をつけて、8月11日に開かれる「滝沢スイカまつり」をPRしました。
このまつりでは、市内の農家から直接スイカを購入することができ、4千人の来場が見込まれており、例年、午前5時から開催されるのですが、午前8時頃には売り切れてしまうほどの人気なのだそうです。昨年は、スイカ生産者9人を含む15事業者が出店し、軽トラックに積まれた滝沢スイカ約3千個が並びました。
武田市長は会見中におもむろにスイカのかぶり物をつけ、質疑応答で記者から「もう外していただいて」と促され、恥ずかしそうにかぶり物を脱いだのだそうですが、昨年11月に就任したばかりの市長は、「ふざけていると思われないか少し心配」と照れ笑いしながら、PRのために体を張っていました。
この体を張ったPRが海外でも話題になっていました。その一部をご紹介しますのでご覧ください。
海外の反応
■ ファンタスティック！なんて価値のあるニュースなんだろう。
■ あの帽子が欲しい。
■ このグッズはいつ発売されるんだい？
■ 彼はそれを喜んでいるように見えるね。
■ 注目を集めましたね！
■ 彼はそれがどんなに楽しいことかを真剣に語っている。
■ 素晴らしいマーケティングだ。そんな帽子はどこで手に入るの？
■ 日本で一体何かが起きているだ！
■ 滝沢が8月11日にスイカ祭りをすることは、今や世界中の誰もが知っているのだから…どうやらそれが功を奏したようです。
■ これは絶対楽しいはずだ。
■ これこそ、農家を振興しようとする市長のあるべき姿だ。グッジョブ、サトルさん。
■ うーん、皆さんは町おこしにこれほど熱心に取り組もうだなんて思わないよね。
■ 私は宇宙人を見たよ。
■ 彼の献身的なところが大好きだね。
■ 日本が大好きになったよ。
■ さらに、彼はスイカであることを自覚している。
■ 夏の日差しに負けない素晴らしい帽子だ！
■ やっぱり人間っていいな。彼は一流だ！
■ どの国にも英雄がいるもんだね。
■ それがリーダーシップだ。
■ 町のマスコットがいないときは、マスコットになればいい！
■ 市長はマスコットと言えるでしょうか？
■ M.サトル：「フェスティバルのマスコットはどこだ……俺がフェスティバルのマスコットだ！」
■ 王だな。
■ 同じように、ポーランドでは収穫祭に行く大統領はチョチョルの格好をしなければならない。
■ もしかしたら、バディ・フェスティバルのためのアイデアかもしれない。
■ 最近のスイカはほとんどが私には大きすぎて、これ1つに家族全員が必要です。
■ このプロモーションが成功したのは、人々がそのことを知るようになったからなのと、報道各社が、これは読者を楽しませるものだと判断したからだ。
■ 彼は確かに良いリーダーだ。
■ きっと彼は有名なスイカマフィアに弱みを握られたのだろう。これは手に負えなくなってきた。次はトマトかジャガイモ祭りか？中国を解放しなければならない。あるいは日本。他の国でもいい。そうだ。それとも？
■ きっとこれは日本ではごく普通のことであり、珍しいことではないんだよ。
■ 日本は別格だわ。
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なかなかお茶目な市長ですね。
そんな市長に真剣に楽しむ市長、リーダーシップを発揮するマスコット、献身的な行動などのコメントが寄せられていましたね。
地域を元気にするために、自ら先頭に立ち、率先して行動するリーダーのあり方や、地域の特産品を活かしたオリジナリティ溢れるPR活動が絶賛の嵐でした。
こういう盛り上げ方は地域ならではのものであって、他の地域でも様々な形で行われていますが、それぞれの特色を楽しむことができる正に地域の醍醐味なのではないでしょうか。
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