12日午後、インド・グジャラート州のアーメダバード空港から離陸したエア・インディア171便が、わずか32秒後に住宅地へ墜落。242人のうち241人が命を落とすという、航空史に残る大惨事となりました。
墜落現場となったのは、空港からわずか2キロ離れた医科大学の学生寮。離陸直後の機体は突然失速し、そのまま寮の食堂を直撃。学生たちが昼食をとっていた時間帯と重なったことで、地上でも被害は拡大。事故から一夜明けた現在、亡くなった医学生の数は約20人に上り、地上の死者を含めた総死亡者数は265人に達しました。負傷者も60人を超え、現地は今も混乱が続いています。
墜落したのは、アメリカ・ボーイング社が開発した最新鋭の中型機、ボーイング787ドリームライナー。この機体には日本の三菱重工や川崎重工、富士重工などが部品供給で深く関わっており、構造部品の約35%は日本製です。事故機は直前まで羽田―デリー間の便に使用されていたことも確認されており、まさに日本ともつながりの深い一機だったのです。
事故の直後、航空管制には緊急信号「メーデー」が送られましたが、それから十数秒後には機体がレーダーから消失。現地の防犯カメラ映像には、滑走路から正常に離陸した直後、急に高度を維持できなくなり、そのまま姿勢を保ったまま地面へ落ちていく様子が記録されています。
13日にはナレンドラ・モディ首相が現場を訪問し、病院で負傷者たちと面会。「想像を絶する悲劇に心が痛む」とSNSに投稿し、国を挙げての対応を約束しました。また、エア・インディアを傘下に持つタタ・グループは、遺族に対して1,000万ルピー、日本円でおよそ1,600万円の義援金を支給すると発表しています。
一方で、事故調査も急ピッチで進められています。現場からはすでにフライトデータレコーダー、いわゆるブラックボックスの1つが回収されており、今後さらに詳しい原因解明が進むと見られています。航空専門家たちは、考えられる原因として、両エンジンの同時停止、燃料系統のトラブル、バードストライク、そして整備不良といった複数の可能性を挙げており、いずれも重大事故につながりうる要因です。中でも整備不良に関しては、単なる人的ミスではなく、部品管理や作業手順、監督体制を含めた組織的な問題の可能性もあり、原因の特定には最大で1年かかるとも言われています。
今回の事故は、ボーイング787ドリームライナーにとって初の重大墜落事故。2011年の運航開始以来、死亡事故ゼロを維持してきたこの機体の“神話”が、初めて破られました。その背景には、複数の内部告発による製造上の問題も浮上しています。元品質管理マネージャーのジョン・バーネット氏は、生産現場で規格外部品が意図的に使用されていたと証言。また、現役エンジニアのサム・サレプール氏は、胴体接合部の処理不備や不適切な組立作業が続いていると指摘しました。
こうした告発を受け、米連邦航空局(FAA)はすでに100件以上の調査を進行中ですが、現時点では事故との直接的な因果関係は確認されていません。それでも今回の事故をきっかけに、機体の安全性や製造プロセスへの信頼は大きく揺らいでいます。
さらに、SNSでは混乱が広がっています。唯一の生存者であるイギリス籍の男性に対し、「服が焦げていないのは不自然」「チケットが無傷なのはなぜ?」など、中国のSNS・微博では疑念の声が噴出。事故関連のフェイク動画も拡散されており、かつてネパールで起きた別の航空事故の映像が、今回の事故映像として誤って投稿されるなど、情報の真偽を見極めるのが難しい状況です。
エア・インディアは、公式SNSアカウントのアイコンを黒くし、CEOが動画メッセージで深い哀悼の意を表明。また、インド民間航空総局(DGCA)は、同社が保有するすべてのボーイング787型機に対し、緊急安全点検を指示。運航停止の可能性も報じられており、その影響は国際航空網にまで広がる見通しです。
日本国内でも国土交通省が情報提供を要請。ANAやJAL、ZIPAIRなど日本の航空各社は、多数の787型機を保有しており、調査の結果次第では国内でも安全確認や点検が必要になる可能性があります。
経営再建の最中だったエア・インディアは、大きな打撃を受けています。タタ・グループによる買収後、「世界水準の航空会社」への転換を掲げていた矢先の事故となり、ブランドイメージと信頼性の回復は今後、極めて困難を極めると見られています。
世界の空を支える次世代機に、いま一度突きつけられる「安全とは何か」という問い。日本の技術が深く関与するボーイング787が巻き込まれたこの悲劇を、私たちは決して他人事とは言えません。
海外の反応
👨💼 悲惨な事故だ…。関係者のご家族やご友人に、心からお見舞い申し上げる…。何が起きたかを悟り、そして自分が唯一の生存者だと知った時の気持ちは、きっと現実離れしたものに違いないだろうな。
🧑 彼が生き延びたなんて、まったく信じられない。なんて奇跡だ。
👨💼 まさに奇跡だ! 主は、この男、あるいはまだ見ぬ彼の子孫に、何か使命をお与えになったに違いない。
👱♂️ 彼があの便に乗っていたなんて、あり得ないだろ! 衝撃で爆発したんだぞ。
🙍♂️ 鉄骨をも溶かす燃料で満タンのタンクを積んだ飛行機から、まだ空中にいるっていうのにドアを開けて飛び降りて、その爆発からも生き延びて、飛び降りた時の風圧と地面への衝撃にも耐えて、おまけに証拠のチケットまで持って悠々と歩き去った、と。そういうことかい。
👨💼 あり得ないね。もし本当にあの状況から飛び降りたのなら、歩けるわけがない。おそらく、墜落後の残骸から地面に飛び降りたのを、ごっちゃにされてるだけだろう。
👱♂️ 迷信深い奴らは、次のフライトでみんなあの席を選ぶんだろうな。
🤷♀️ ねぇ誰か、私が5歳児だと思って説明してくれないかしら? どうしてあの建物は、飛行機が突っ込んでもまだ建っていられるの? 鉄骨も使われていない、インドの資材でインド人が建てたっていうのに…。ツインタワーは飛行機であんなことになったのに、どうしてこれは平気なのよ?
👨💻 なんてこった…。まさか、フラップを上げたまま離陸しようとしたのか? どう見てもそう見えるぞ。フライトコンピューターが、離陸ポジションじゃないって、クルーに警告しまくってたはずなんだがな。
👨✈️ 離陸のこの段階なら、通常は着陸装置が格納され、フラップは下がっているはずだ。だが映像では逆になっている…。副操縦士が、離陸時にフラップを格納するのを、着陸装置の格納と勘違いしたんだろう。たとえ機長がそのとんでもないミスに気づいたとしても、反応する時間はほとんどなかったに違いない。
👨✈️ 滑走路R4からのインターセクション離陸だと、残りの滑走距離は1884メートルだ。性能計算を間違えたのか? あの重量であそこから離陸すること自体、可能だったとは思えんがな。
👨💻 あれはオーバーランエリアの砂塵だ。フラップなしでの離陸だな。
👨🔧 フラップが下がっていなければ、通常の速度では離陸できなかっただろう。滑走路の端で機首を上げて無理やり浮き上がった時に砂塵を巻き上げ、その後、速度と揚力を失って墜落した、というように見える。
👨💼 フラップが下がっていなかったことは確認されたようだ。離陸時のエンジン故障も重なったのかもしれないな。
👨💻 なんてこった、これはフラップが下がっていなかったことによる失敗だ。どうしてフライトコンフィグの警告が無視されたのかは分からないが…。揚力が完全に不足していることと、映像でフラップが上がっているのが確認できるのが決定的だ。機体重量が軽かったから、エンジンの推力だけで初期の上昇はできたんだろうが、それが失速につながったんだ。
🤔 あの砂塵は、滑走路をオーバーランしたからなのか? 速度が足りなかったのか? バードストライクによるフレームアウトには見えないがな。
👨✈️ フラップが下がっているようには見えないな。それに、密度高度も高かったんだろう。
👨🔧 離陸のための機体設定がされていなかった、というように見えるな。
👩🏾💼 もう、パイロットの方々が、技術的な問題や不具合の報告が多い機体での飛行を、きっぱりと拒否すべき時が来ていると思います! どうか安らかに。🙏🏻🥹
👨💼 詳しい調査結果が出るまでは断定できないが、飛行時間がわずか1100時間の副操縦士と聞くと、エールフランス447便の事故を思い出してしまう。あの事故も、同じように経験の浅い副操縦士が機体の警告に対して誤った、そして破滅的な対応をした結果、全員が犠牲になったからな。
🙍♂️ これでまた物議を醸すことになるかもしれないが…その話はまた別の機会にしよう。亡くなられた方々のご冥福を祈る。
👨✈️ 離陸中のエンジン故障に対応できるようには、設計されていなかったな。上昇しようとはしているが、速度もパワーも足りていないように見える。速度が十分に出る前に早く離陸しすぎたか、重量計算を誤って重すぎたか、あるいは何らかのエンジン故障だろう。
👱♂️ 私には、上昇できていないように見えたな。まるで、十分な揚力を得られていないかのように。
👨✈️ 推力の問題だろうな、上昇できていない…。フラップが適切に展開されていなかったんじゃないかと、俺は推測する。エンジンの出力も問題だった可能性があるな。離着陸は、いつだって飛行中で最も危険な瞬間だ。結局は、パイロットエラーということになるんだろうが。
👨🏽💼 悲劇ですな…。尊い命が失われてしまった…。航空業界において、安全がいかに重要であるか、改めて思い知らされます。
👨🏽💻 多くの者が、フラップが作動せず揚力を得られなかったと言っているな。つまり、これはパイロットエラーだった可能性があるということだ。
🧑 今年の飛行機事故の多さを見てたら、もう怖くて飛行機に乗れないよ。
👨🏽💼 親愛なるインドの兄弟姉妹の皆さんへ。この想像を絶する損失に、私たちの心も皆さんと共に痛んでいます。このような深い悲しみを本当に和らげる言葉は見つかりませんが、どうか、あなた方がこの悲しみの中に独りではないことを知ってください。私たちは失われた尊い命を追悼し、皆さんと共にあります。
コメントは以上になります。
多くの方々が、技術的な分析や原因の可能性について真剣に語りながらも、失われた命の重さに深く心を痛めているのが伝わってきました。
パイロットの判断、整備体制、機体の構造など、さまざまな視点から議論が交わされるなかで、それでも共通していたのは、あまりにも多くの命が一瞬で奪われたことへの喪失感と、哀悼の気持ちです。
このような悲劇が二度と起こらないよう、世界中の航空関係者が真摯に受け止め、再発防止につなげてほしいと願っています。そして何より、犠牲となられた方々一人ひとりのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
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