「日本では、お菓子の見た目が、パッケージの写真と全く同じでなければならない」…。
ソーシャルメディアなどで、このような話を見かけたことはないでしょうか。
まるで法律で定められているかのように語られるこの噂、果たして本当なのでしょうか。
結論から申し上げますと、これは誤解なのです。
日本に、お菓子の見た目とパッケージの写真を完全に一致させることを義務付ける法律は、実は存在しません。
では、日本の食品広告は、どのような決まりに基づいているのでしょうか。
主に「景品表示法」や「食品表示法」といった法律があります。
これらは、消費者を誤解させるような大げさな表示や、嘘の表示を禁じるためのものです。
例えば、原材料やアレルギー物質、栄養成分といった文字情報の正確性が厳しく求められますが、写真と実物の視覚的な完全一致を求めるものではないのです。
実際に、過去には表示が問題になった事例もあります。
あるメロンジュースは、パッケージにメロンの絵が大きく描かれていましたが、実際のメロン果汁はごく僅かでした。これは、消費者に誤解を与えるとして、景品表示法に基づき改善が求められました。
また、果汁100パーセントのジュースでなければ、果物の断面図をパッケージに使えない、といった細かなルールも存在します。
このように、日本の法律は、内容をごまかさない「誠実さ」に重きを置いているのです。
それでは、法律で義務付けられていないにも関わらず、なぜ日本の多くのお菓子は、パッケージの写真に近い見た目をしているのでしょうか。
その背景には、日本独自の文化的な価値観があると考えられています。
一つは、企業が自社の「評判」を非常に大切にする文化です。
消費者をがっかりさせるような商品は、すぐに悪い評判が広まってしまいます。
また、日本の消費者は、商品に対して高い品質を期待する傾向があります。
企業側も、その高い期待に応えようと努力するのです。
さらに、業界団体による自主的な規制もあり、業界全体で品質を高く保とうという意識が働いています。
つまり、法律で決められているからではなく、企業の誇りや消費者への配慮といった、文化的な標準が、あの正確さを生み出しているのです。
この「法律ではないけれど、誠実であろうとする日本の姿勢」は、海外の人々の目には非常に興味深く映るようです。
自国の商品と比較して羨む声や、日本のものづくり文化を称賛する意見が数多く寄せられています。
一方で、この噂を信じて日本を称賛する人、逆にその正確さに疑いの目を向ける人など、反応は様々です。
このような日本の食品パッケージの実情について、海外の人々がどのような感想を抱いたのか。
その興味深い反応の数々を、これからご紹介していきます。
海外の反応
🙍🏻♀️ カナダでもこれが導入されたら、最高なんだけどな。
👩🏻🇺🇸 これはアメリカにも必要よ。
👱♂️ これは世界中で義務化されるべきだな…特にハンバーガーの広告ではな!
👨⚖️ アメリカでは、これが法律になる必要がある!ポテトチップスだけじゃなく、全ての食品広告でだ。実際に手にするものだけを宣伝できるようにするべきなんだ。
🧛♂️ ああ、アメリカじゃ無理な相談だな。真実を語ると、利益が損なわれるかもしれないからな。
🧔🏻♂️ 一方、アメリカでは、俺たちは常に嘘をつかれて、それを受け入れているだけだ。
🙍🏾♂️ アメリカ人として同意するよ。若者が言うところの「俺たちはもうおしまいだ」ってやつさ。
👨💻 アメリカは企業と億万長者に100%所有されているから、そんなことは起こらないよ。
👨⚖️ 何らかの理由で、我々アメリカ人は、その無限の知恵をもって、広告で顧客を騙そうとすることを「保護された言論の自由」だと決めてしまった。
🧟♂️ 虚偽広告からの自由が欲しいもんだな。例えば保険会社にこう言わせる義務があったらどうだ。「我々は、お客様が深刻な病気になった場合、保険金請求を全力で拒否します」ってな。
👨🌾 アメリカでは、シリアルの箱にイチゴが何十個も入ったボウルが描かれている。実際には、本物の製品のボウルには2〜3個、入っていればいい方だ。
👦🏽 日本人がアメリカに来て、俺たちの商品のパッケージを見て混乱するんじゃないかと思うよ。
👨🦳 心配するな、彼らは自分たちがどこを訪れているか知っている。期待なんてしてこないさ。
👨🦳 そりゃ大変だ…。日本人は、映画『フォーリング・ダウン』でマイケル・ダグラスがハンバーガーがメニューの写真と違うって怒るシーンを高く評価するだろうな!!!
👦🏻 今すぐ日本のビッグマックの広告が見たいな。
👨🍳 日本のマクドナルドに30分前に行ってきたところだ。ハンバーガーとポテトはだいたい同じ。でもナゲットは分厚いし、チキンマックナゲットは巨大なパティだったよ。
👱🏻♂️ 日本のマクドナルドは、俺の国(オーストラリア)よりずっとうまいぜ。前回行った時は、ライスバーガーがあったんだ。
🎒 面白いメニューの一つに「シャカチキ」があったな。巨大なチキンナゲットがスパイスの小袋と一緒に紙袋に入ってるんだ。
🧐 いや、正確じゃないだろ。動画ではチョコチップが適切な場所になきゃいけないって言った直後に、パッケージとは違う場所にチョコがあるクッキーを見せている。
👨🇬🇧 ああ、形、サイズ、色が完全に一致するっていうのは信じられる。でもな、チョコチップの位置までまったく同じだと?ふざけるな!動画を見れば違うって一目瞭然じゃないか!
👨🔧 すごいけど、それを証明するためにパッケージの外側を素手で触ってるのか?ファストフードの店員が手を洗うことすら信用できないのに。
🧔🏾♂️ じゃあ、ドリトスの袋にも、あの美味しい袋の底の粉々になったクズやかけらが入ってるってことか?
👩💼 それだけじゃないの。どの袋にも、道具なしで手で開けやすいように、小さな切り込みが入っているのよ。
👨🏫 これは法律によるものだ、と多くの人が大きな誤解をしている。これは、自然に発展して業界標準となった、ただの慣習なんだよ。
👨💼 おそらく、日本の文化が1%の利益を得るために全ての名誉を捨てるようなものではなく、(一部の)企業が実際に自社の製品に誇りを持っているからだろう。
👩🏫 ヨーロッパがどれだけ消費者保護を進めていても、日本で消費者がどれだけ手厚く扱われているかには、いつも驚かされるわ。
😠♂️ はっ、笑わせるな。その「お客様は神様」なんていうのは、金を受け取るまでの話だ。その後は、知らんぷりさ。
👨🏫 他のコメンターが指摘しているように、全てのパッケージ商品が正確な写真を使っているわけではない。「写真はイメージです」というような注意書きを小さく加えることで、簡単に回避できるんだ。
👩🇰🇷 実は、韓国も同じなのよ。スナックだけじゃなくて、レストランで出てくる食べ物も、写真とほとんど同じ見た目なの。
🇰🇷🧛♂️ これが韓国で導入されたら、ほとんどのパッケージは透明か無地の色にして、中の商品、つまり「窒素ガス」とぴったり合わせなきゃならなくなるな(笑)
👨⚖️ 日本には、ジュースの販売方法に関する法律もある。例えば、果汁100%のジュースだけが、スライスされた果物の写実的な写真を使えるんだ。
👨💻 日本にできないことなんてあるのか?
👨💻 まともなウェブサイトを作ることだな。
👩🎤 日本のウェブサイトの中には、1990年代の後半に完全に取り残されちゃってるものもあるわよ。
🧔🏻♂️ ラーメンを試してみろ。そうすれば、本物のラーメンがどんな味か分かるぜ。
👨🚀 まさにこれだ。俺は多くの国に行ったが、今のところ日本ほど素晴らしい国はない。日本のそれはまさに中毒性があって、良い日にはほとんどスピリチュアルな体験に近い。
👩🏼🎤 オーマイゴッド、超クール、カワイイ❤️❤️❤️ 日本は最高!日本ナンバーワン!アメリカは最悪!
🙍♂️ 「スナックにさえ説明責任が問われる場所」だって?それが問題になること自体、考えたこともなかったよ。
コメントは以上になります。
いかがでしたでしょうか。
日本の食品パッケージを巡る一つの噂から、世界中から多様な意見が寄せられましたね。
自国の広告のあり方を嘆き、日本の誠実さを羨む声。
噂の真偽を冷静に確かめ、日本の文化を深く考察する意見。
そこからは、それぞれの国の社会や人々の価値観の違いが、はっきりと見て取れました。
私たちにとっての当たり前が、世界では特別な価値を持つこと、そして文化や社会の違いを改めて考えさせてくれる、興味深い機会となったのではないでしょうか。
コメント
韓国人は日本関係のとこにコメントしてくるよな
向こうは文句言うけど買うから進化しない日本は進化しなければ廃れるからどっちがいい?
韓国も同じなのよに吹いた
お菓子スカスカじゃねえか
フォーリングダウンは最高の映画の一つ。特に、悪どい韓国人の店主がバットで店を破壊されるシーンが秀逸。当時スッキリしたのを覚えている。