アメリカの大手出版社VIZ Mediaが、ある日本の漫画の英語版発売を発表し、SNSで大きな注目を集めています。
その作品は、藤見よいこさん作の『Half Is More』。原題は『半分姉弟』です。
この物語は、日本で「ハーフ」と呼ばれる、異なる文化的背景を持つ親から生まれた人々の日常や葛藤を描いた群像劇なのです。
物語の中心となるのは、アフリカ系フランス人の父と日本人の母を持つ姉の和美と弟。
日本で生まれ育ちながらも、時に「異物」として扱われる経験や、マイクロアグレッションと呼ばれる、悪意のない無意識の差別的な言動、そして自らのアイデンティティに対する揺らぎといった、彼らが直面する現実が描かれています。
作者の藤見さん自身も、スペイン人の父と日本人の母を持つ当事者であり、「まだ語られていないことがたくさんある」という強い思いから、この作品の構想を温めてきたそうです。
日本国内では、この作品は極めて高く評価されており、2025年の「CREA夜ふかしマンガ大賞」では第1位を獲得しました。
選考委員からは、「他者への想像力を助けてくれる素晴らしい一冊」「当事者ならではのバランス感」といった絶賛の声が寄せられ、教育現場である学校図書館からも「ぜひ置きたい」という申し出が相次いでいるのです。
今回、VIZ Mediaが英語版の発売を発表したことで、この作品は国際的にも大きな議論を呼んでいます。
発表に対して、SNSでは「こんな日が来るとは思わなかった」といった期待の声や、同じような経験を持つ人々からの共感の声が上がる一方で、作品が描くテーマをめぐり、様々な意見が交わされている状況です。
当事者の視点から描かれたこの作品は、日本国内だけでなく、海外でも多くの人々の心を揺さぶり、大きな議論へと発展しているのです。
この漫画の英語版発売の発表に対して、海外の人々はどのような思いを抱いたのでしょうか。寄せられた様々な反応をご紹介します。
海外の反応
👱♂️ まさか、マジかよ……ッ!
ライセンス化されるなんて思ってもみなかったから、ウィッシュリストにすら入れてなかったぜ。マジで、マジで、マジで、マジで楽しみにしてる!!!
本当にありえない。マジで、ありがとう……っ!
👱♀️ え、嘘でしょ!? これが採用されるなんて思ってもみなかった、超楽しみなんだけど!
👨🏻💼 これは間違いなくハマれそうだ。楽しみにさせてもらうよ。
👱🏿♂️ おぉ、これは待ちきれないぜ!
🧑💻 今日はとんでもない発表の嵐だな🔥
👨🏻💼 もう黙ってくれ。誰もが、こんなゴミにはうんざりしてるんだよ。
👱♀️ 今までこんなものの存在すら知らなかったし…正直、知らないままでいたかったわ😒
強制された多様性なんて、絶対にうまくいかないって、いつになったら学ぶのかしら…。
🙍🏻♂️ 人は現実から逃れるために、漫画を読みたいんだよ。
👨🏼💼 結構です。ポリコレのゴミを買うつもりはありませんので。
👩🏾💻 母親の家の地下室にいる白人の男たちが、日本の作家が作った漫画の多様性について文句を言ってるわ。この人たち、本気じゃないでしょ。
👩🏿🇭🇹 オハイオ州の実家の地下室にこもってる白人の男が、床に崩れ落ちながら「日本は堕落した! 今や多様性とウォーク思想のウイルスにやられたんだ!」とか、そんなことを叫んでるのが目に浮かぶわ!🙃 😂
👨🏼🏫 また一人、現れたな。日本が自分の「ポリコレフリーな単一民族国家」という、逃避的な幻想に合致している時だけ、日本を好きになる旅行者が。
🧑🏻🎨 お前ら人種●●主義者どもは、どうせ第2部からミックスの主人公が登場する『ジョジョの奇妙な冒険』が大好きでたまらないんだろうな。
👨🏾💼 なんて大げさなデタラメなんだ。私は日本に40年以上住んでいる混血だが、「人種●●、マイクロアグレッション、疎外感という日々の試練に直面している」なんて話は、全く身に覚えがないぞ。君はパラレルワールドにでも住んでいるのか?
👩🏻🦰 私はイラン人とのハーフとして日本で育ったわ。金髪のせいで少し嫌な思いもしたけど、正直、ほとんどの人は気にもしてなかった。多分、過剰にドラマチックに描かれているんだろうけど、それでも読むのは面白そうね。
👨🏼🎓 君のツイートには、非常に混乱させられるよ。ハーフの日本人が、日本の社会で育つ上で深刻な問題に直面してきたことは、広く知られた事実だ。これは西洋の「ウォーク」思想とは何の関係もない、純粋な日本国内の問題だろう(笑)
👩🏾🎤 コメント欄にいる欧米の人たちが、どうして黒人と日本のミックスである人々の、日本に受け継がれてきたものを否定しようとするのかしら。…この人たちは、文字通り日本人なのよ。コメントしている欧米人たちとは違う。そして、彼らは決して日本人にはなれない。
👨🏼💼 ひどい話だな。「マイクロアグレッション」?そんなものは存在しない。実際にあるのは、過剰な繊細さと被害者妄想だけだ。
👩🎨 しかも絵が下手なだけじゃなく、時代遅れよ。80年代の二流アーティストが描いた漫画みたい。
🤠 そりゃあVIZはサンフランシスコに拠点を置くアメリカの会社だからな。
確か、20年くらい前に『学校の怪談』で、あのふざけた吹き替えをやったのも奴らだったはずだ。
👨💻 さすがはVIZだ。奴らの翻訳は昔から最悪だった。徹底的に現地向けに改変され、描き直され、原作の文化は跡形もなく消え去る。こんなものを推し進めるのも、当然の成り行きだろう。
👨⚖️ この漫画は失敗するだろう。そしてそれは、全てVIZのせいだ。
🕵️♂️ 日本であまり売れなかったニッチな漫画が、ESG/DEIを推進する政府系雑誌が資金提供する賞を受賞し、今度は日本のESG/DEI投資企業と繋がりのある会社が資金を提供して、欧米で発売されることになった。感謝しろよ、君たちにはもったいない情報だ。
🤔 USAID(アメリカ合衆国国際開発庁)がいなくなった今、一体誰がこれに資金を提供してるんだ…?
🕵🏼♂️ これは、日本に被害者意識というイデオロギーを植え付ける計画の一環なのかね?…友人のために聞いているんだが。
👩💼 これで何を狙ってるのか、ちょっと理解に苦むわね。いつもの破壊的な作品だけど、ターゲットにしてる国ではもう失敗してる。VIZはもう一度チャンスを与えたいのか、それとも炎上させて被害者意識で儲けようとしてるのかしら?
👨💼 君のような調査報告に、「いいね」を一つ押すのが、面白い一言を言う誰かに押すのと同じだと思うと、少し憂鬱になるよ。こういうリサーチは本当に素晴らしい。
👨🏻🏫 その調査量には、ただただ驚かされるよ。主張の裏付けとなる情報源さえあれば、完璧だったな。
👱🏼♂️ この漫画なんて無視して、売上のなさが自然に葬り去るのを待てばいいものを。わざわざ時間を無駄にして、DEIが関与しているかなんて調査するとはね。
🧑🏻🏫 クールジャパン機構が関わっているからといって、DEIに結びつけるのは、かなりの飛躍があると思うがね。クールジャパン機構は、日本のソフトパワーを推進するための手段だよ。
👨🏻🎨 自称、日本とスペインのミックスのアーティストが、なぜ「日本のミックス」である主人公を、ありふれたアフリカ系アメリカ人のように描いたのか、実に奇妙だ。どうも、全てが嘘くさく感じる。それに、この作家が公のインタビューに出ているのを一度も見たことがない。だから、それまでは疑い続けるさ。
🧑🏿🎤 あのオタク連中が、第2話で打ち切りに追い込むだろうな。
👨🏾🦱 コメント欄の人種●●主義者どもが発狂してるぜ。笑いが止まらねぇ😂
もう50年代じゃねぇんだよ、その「●●」ごっこはとっくに終わってんだ。今じゃミックスなんてどこにでもいるし、もう後戻りはできねえんだよ。ははははははははははははは!
👩💼 日本の新しい漫画が、日本で半分黒人として生き、「人種差別とマイクロアグレッション」に直面するのがどんなものかを描いているらしいわね。
タイトルは『Half is More』。言わせてもらうけど、アジア系のバイレイシャル(混血)として、あまりに痛々しくて、死にたくなってくる。
👨🏾🔬 なぜ死にたいんだ?君は中国系とのハーフであって、日系とのハーフではないだろうに…。
👱🏻♀️ 「わ、私、バイレイシャルだけど、これは好きじゃない!で、でも、あなたたちは私のことは好きでしょ?私のことは、好きよね?!」ってか。
👨🏻💼 「ウォーク」は死んでいない。アメリカで死にかけて、新しい宿主に寄生しているだけだ。
次は、日本と韓国だ。日本は日本人のために。韓国は韓国人のために。
👨🏻✈️ 始まってしまったか。日本も、アメリカのように混血化していくのだな。
👨💼 日本の保守主義と、その文化的な門番たちに、神の感謝を。
👩🎨 VIZは、「ウォーク」の信奉者が蔓延して崩壊したアメリカのコミック業界から、大勢の「ウォーク」な人間を雇い入れたのよ。日本は、西洋のメディアがクソになったからこそ、自分たちのメディアが西洋で注目されたということを、思い出す必要があるわ。西洋人のために、変わる必要なんてないの。
👨🏫 グローバリズムは、世界の寄生虫だ。定期的に駆除されなければ、どこででも生き延びる。
🧘♂️ 奴ら、めちゃくちゃに叩かれてたな。日本には、まだサムライの魂が生きている。
🐯 あちらでは、これがもっと成功しないことを願うばかりだ。歴史あるアジアの粘り強さと、伝統の強固さで、それを完全に葬り去ってくれ…頼む🥺
👩🏼💼 神よ、どうか日本を、この「ウォーク」という名のゴミからお救いください。
🐸 アメリカで死にかけているだと?とんでもない。かつてないほど強力で、社会の隅々にまで深く根を張っている。それを皆に押し付けていた連中がおとなしくなっただけだろう。それは奴らが大勝利を収め、これ以上進軍するには戦線を広げすぎたからだ。今は、深く塹壕を掘って、陣地を固めている段階なのさ。
コメントは以上になります。
今回の反応からは、この作品に対する評価が、純粋な期待と強い拒絶という形で、はっきりと分かれていることが伝わってきます。
作品が描くテーマに共感し、発売を心待ちにする声がある一方で、エンターテイメントに社会的なメッセージが持ち込まれることへの反発や、海外の思想が日本の文化に影響を与えることへの警戒心も数多く見られました。
また、当事者とされる方々の中でも、描かれる内容への共感と、自らの体験とは異なるとする意見の両方が存在し、議論は作品評価にとどまりません。それぞれの文化観や社会に対する考え方が直接ぶつかり合う、非常に複雑な状況が生まれているのです。
一つの漫画の発表が、人々の間に存在する様々な立場の違いを、明確に映し出すことになりました。
コメント
面白そうなら見る、そうじゃなければ見ないでしょ。
そもそも差別と言っても、日本中どこでも同じ経験するわけじゃないし、閉鎖的な場所もあれば、そうじゃない場所もあるわけで。1か100かを語るものじゃない。
ぶっちゃけ、ハーフでも美男美女ならば大喜びで受け入れられるぞ
日本語を話せないと評価はかなり下がるが、日本語とこの場合はフランス語を話せるのであれば評価もそれなりに上がる
アフリカ行けよ
日本の漫画は何でもありってことをわかってない外人の多いことよ・・・
中国人とアメリカ人はその国にだけ隔離しろ、それ以外の人類にとって●●だ
マイクロアグレッションなんて言葉が作り出されているだなぁ
正直ここまでくると被害妄想と変わらないだろ
ポリコレ疲れとそこからくる反発や疑心暗鬼が増えてるね
ミックスフルーツに見えたけどそうじゃなかった。
アフリカ系フランス人ってアフリカ人だよね
むかしからある日本のいろんな視点の漫画でしかないのに
「これあれだろ!ああいうのの手先だろ!」とかちょっと笑っちゃう。
ハーフになんにもなけりゃいいけどまあなにかしら小さいことはあったろうしな。
主人公は人格者で周囲は悪人なんだろうな、現実と違って。これもまた人権ビジネスか。
近年のポリコレ勢のことを思えば、ポリコレだからと忌避したりする気持ちも理解できるけどさ
そういう第一印象だけで決めつけるのもよくはないよね
だからと言って、娯楽の漫画を買う、買わないの個人的判断をどうこう言うのも変だと思う程度には小さな話
対して地下室云々といっている連中は、普段漫画など買わないし、むしろそういう子供じみたものにハマる相手にウィーブとか言って下に見るタイプの連中だろうなというような印象を受けるコメント
それこそ双方が双方に対してマイクロアグレッションや偏見によるマウントや嫌悪を表しているってのがよくわかるわ